今年は天文観測の当たり年のようで、月にまつわる天体ショーが最も多く、他にも流星群や惑星の配列など、いろいろな事がありました。

さて、今年最後の天文ショーとも言うべき、「おうし座&しし座流星群」が11月中は観察することが出来ます。おうし座流星群のピークは11月13日、しし座流星群のピークは11月17日にやってきます。

おうし座&しし座流星群
http://weathernews.jp/s/star/taurus_leo/?fm=topic

↑ウェザーニュースの天気予報を見る限り、当日の天気は関西から東の方面ではあまりよろしくないようで、観測が難しいようですが、北海道と、関西から以西(特に、九州南部…大分・宮崎・鹿児島の各県の海沿い地域)では観られるチャンスがありそうなので、期待しましょう。

11月17日がピークのしし座流星群は、1等星のレグルスの近く、北斗七星寄りの付近に放射点があります。
また、おうし座流星群は、現在蠍座運行中の太陽・水星・土星とは対極の牡牛座の、恒星アルデバランの近くのヒアデス星団より南下した辺りと、少し離れたプレアデス星団の近くに、それぞれ北群と南群の二つが観られます。
しし座流星群の母彗星はテンペル・タットル彗星で、約33年周期で地球に接近していくため、接近時は流星群大量出現の年となるわけです。直近での大量出現は2001年頃、その前中後の4,5年間は雨が降るが如く大量出現しました。今年はさほどではありませんが、おうし座流星群も同時に観られ楽しめる年となります。

占星術的には彗星はその象意を高めると言われていたりしますが、実際には議論がそこまで成熟していないので断言も出来ないとは言え、今年は(というか現在は)、獅子座に木星が運行中であること、牡牛座とは対極の蠍座で3~4惑星が運行中(もっとも、蠍座運行中の4惑星のうち、金星はしし座流星群ピークの11月17日に射手座に入りますが)であることから、予想外の事が起きやすくなるのでは?と推測します。