本日の午前11時48分に蟹座の新月(太陽と月のコンジャクション・0度)となりそれから13分経った12時01分に部分日食日食ピークとなります。今回の部分日食はオーストラリア南部と南極でしか観測出来ません。
新月図を解説すると、蟹座の月が蟹座の太陽・蠍座の木星・魚座の海王星・山羊座の冥王星と共に、太陽・月ー冥王星を軸としたゆるやかなカイト(凧型相)を形成。そして太陽と月はMC(天頂)と、冥王星はIC(天底)と、それぞれ20度にぴったり重なる、オーブ(角度差)がかなりタイト(±1°)なコンジャクション(0度)となります。日食図となると、蟹座のMCと山羊座のICがそれぞれ23度まで動くことになります。

今回の新月図≠日食図の特筆すべき注目点は二つ。「蟹座の太陽・月、山羊座の冥王星がそれぞれ20度にある」「太陽・月はMCと、冥王星はICと、同じ20度という極めてタイトなコンジャクション(0度)を形成し、それぞれとオポジション(180度)を形成する」という極めて熾烈なイメージのアスペクト(座相)が形成されるというところでしょう。
この、二つで一つの大きな軸は、緩やかに加わる蠍座の木星と魚座の海王星から成るグランドトライン(正三角形相)を帆として合わさって形成されるカイト(凧型相)を形成します。

今回の新月図≠日食図が示すのは、遥か遠くまで広がっていく道すなわち人生を往くが為の「原点回帰」がテーマと言えるでしよう。自分の中の基盤を確立して守るべきものを何が何でも守り抜くという博愛精神を元にして、物事の再生及び再構築を図っていく時となります。
社会的地位へと駆け上れば上るほど社会的な評価も増していくのが面白いように転がり始める為、その評価の表れとも言うべき名誉や名声を求める気持ちも増して、その「自己実現を求める力」が社会的な活動への原動力となりそう。とは言え、世のため人の為に自分は何ができるのか考えつつ行動を起こし続けていくことが、やがて豊かな社会生活と理想の実現への大きな飛躍となりうるでしょう。

2018.7.13 新月図

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2018.7.13 日食図
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